50代になると、親の介護が始まった人もいれば真っ只中の人もいる年代ですね。子供や孫、そして親に挟まれた50代は人生の中でとても忙しく変化が多く大変です。
問題にぶち当たるのが自分の仕事と介護の両立です。
50代だと大体親が80代くらいの年齢ですね。親の介護を理由に仕事を離職する人が増えているので厚生労働省では介護離職ゼロを目指した取り組みを行っています。
介護をしながらどうやって仕事を両立していったら良いか、また生活はどのように変わるのかなどをまとめています。
Contents
介護をして変わった生活の変化
親に介護が必要になった時は、親の食事の世話、トイレの世話、入浴などの世話をしていくことになります。同居の場合、身の回りのことができる親なら、食事を準備しておくだけでいいかもしれませんが、次第に介護が必要になっています。身の回りのこともできなくなってきます。
すると家族だけでは介護が大変になってきます。夜はトイレに何回も起きると、家族も目が覚めてしまいます。そのため、ストレスもたまり親に優しくできないかもしれません。
別居している場合は、度々行っては親の様子を見なくてはいけなくなります。まして仕事をしている場合は、介護離職せざるを得なくなってきます。
仕事を離職しないで介護を続けていくためにはどうしたら良いのでしょうか?
介護離職しないで仕事と介護を両立させるには?
介護と仕事を両立している人はたくさんいます。どのように仕事と介護を両立させているか、そのポイントはいくつかあります。
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一人で抱え込まない
介護を一人で抱え込むと両立が難しくなりますよね。家族の中でも分担して介護サービスをおこなったり、介護サービスを利用したりして自分の時間を持つようにしましょう。
介護サービスを利用するにはまず、介護認定を受けなくてはいけません。
①介護申請をする
包括支援センターか市区町村の介護保険課に相談すると申請をするための手順を教えてもらえます。認定調査を行い、介護認定が下りるまでは1カ月くらいかかります。介護認定が下りると担当のケアマネージャーが決まります。
②ケアマネージャーがアセスメントをしてケアプランを作成する
ケアマネージャーは、個々の状況を把握して本人や家族の意向を踏まえてケアプランを作成します。ケアプランに本人や家族の同意が得られたら、サービス事業者によるサービスが始まります。
介護サービス
訪問介護、デイサービス、ショートスティ、施設サービス、訪問リハビリ、訪問看護などのサービスがあります。
どのサービスが必要かは、担当のケアマネージャーと話って下さい。時には、ショートスティを利用すると、介護の疲れをいやし、休息してリフレッシュすることができます。
ケアマネージャーと相談する
介護に関することはケアマネージャーと相談することができます。毎月1回は訪問が義務つけられていますし、それ以外でもケアマネージャーと相談することができます。親が認知症になると思わぬ行動をとることがあります。ケアマネージャーは、医師との連携もしているので、状況によっては診察を勧められることもあります。
仕事と介護の両立支援制度を利用する
職場によって違いますが、育児・介護休業法に基づいた「仕事と介護の両立支援制度」を利用することができます。
それには、介護休暇や介護休業、短時間勤務などの働き方ができるようになっています。
◆ある大企業に勤めていた息子様は、介護休業を1年間取り、訪問介護やデイサービスを利用しながら介護を行っていました。
◆また、娘様で退職後、パート勤めをしながら、訪問介護や訪問リハビリをいれながら介護を行っている人もいました。
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仕事と介護の両立支援制度を利用するためには、職場の上司や周りの人に介護をしていることを伝えなくてはなりません。周りが介護のために遅刻したとか、介護休暇をとっているなどの理由がわかっていれば理解を得やすくなります。
施設入所も考慮に入れる
在宅で生活することが難しくなってきた場合は施設入所も考慮に入れることもできます。施設入所は待ちが多くすぐには入れないので、あらかじめ申し込んでおくことができます。施設に関してはケアマネージャーと相談することができます。
介護に関する知識を学んでおこう
介護に関する知識があると、認知症になった時の対処法や徘徊にはどうするか、介護サービスとはどんなものかなどがわかります。
介護に関する知識を学ぶことによって、親の状況を受け止められるようになります。市区町村で介護セミナーを行っているので、詳しくは各自治体にお尋ねくださいね。
まとめ
親の介護をしなくてはいけない年齢になると、今までの生活リズムが崩れて介護中心の生活になります。
仕事を続けることが非常にストレスになることがありますが、介護サービスや両立支援制度を利用しながら、仕事と介護を両立することができます。
また、家族や親族で介護を分担してするなど介護は一人で抱えこまないことが大切です。あらかじめ、介護の知識をある程度知っておくと、認知症になったとしても親を行動や態度を理解しやすくなります。
〇親の介護以外でも、自分自身が癌などで会社に行けない人がネットで生計を立てている人もいます。
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